電子応用部品から電位治療器へ
ヘルストロンとの出合い
サンオート工業(株)(現(株)サンオート)は
昭和45年7月、三菱電機(株)の電子応用部品の販売代理店として発足しました。
その後ほどなくして訪れた、
(株)白寿生科学研究所の創業者、原敏之博士との出会いが、
今日の(株)サンオートの礎を築くきっかけになりました。
原博士自身が世界で初めて開発し、特許を取得した電位治療器ヘルストロンを、
世の中の全ての人の健康維持に役立てたい、という強い理念を持っていた原博士は、
その実現のための活動に力を注いでいるところでした。
自らもヘルストロンを試した創業者の山本一郎は、
「多くの人の福祉に役立つ、
この機器を普及する仕事であれば、一生を捧げていける」
と確信。昭和47年4月に(株)白寿生科学研究所と契約を交わし、
ヘルストロンの販売を電子応用部品と並ぶ、
もうひとつの主力事業に据えました。
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高齢者の福祉に貢献するために
高齢者施設への営業展開
昭和40年代に入ると、国は近い将来に到来する高齢化社会への対応として
福祉行政の充実を図る方針を打ち出し、
これを受けて全国各地の自治体で高齢者福祉センター等の福祉施設の建設が
急ピッチで進められるようになります。
「すべての人々に健康を届けたい」との願いから、
原博士により開発されたヘルストロン。
しかし、高齢者が人口の大部分を占める時代に突入しても社会の活力が
失われないためには、高齢者が元気であることが何より大切であり、
「高齢者の福祉」に貢献することこそが、ヘルストロンを提供する
企業としての社会的責務なのではないか。
そんな思いから、サンオート工業(株)は高齢者施設への営業活動をスタート。
高齢者福祉施設専業企業としての新たな一歩を踏み出しました。
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安全かつ効果的な使用
を支えるために
保守点検に思いを託して
昭和56年6月、厚生省(当時)は、
医療電気機器の使用方法についての詳細を定めた通知
「医用電気機器による漏電事故等の防止について」を
都道府県及び関連工業会宛に発令。
これを受けて全国の納入先自治体から保守点検を求める声が
相次いだことから、サンオート工業(株)は
翌、昭和57年4月、ヘルストロンの保守点検業務を開始しました。
保守点検メニューには、ヘルストロンの使用方法や効果の説明も
組み込むことにしました。
これはヘルストロンが不特定多数の人に利用されること、
施設の管理者や担当者の異動をきっかけに効果が忘れられてしまうことがあるといった、
施設用医療機器ならではの課題を解決し、
利用者の方々にヘルストロンの効果を最大限享受していただくために検討を重ね、
到達した結論でした。
この方針は今も変わらぬ保守点検の基本姿勢として脈々と受け継がれています。
こうした地道な取り組みが実を結び、年号が平成に変わる頃には
保守契約件数が500件を突破。 平成6年にはついに1,000件を超えることになります。
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ヘルストロンからスカイウェルへ
施設用新機種の開発と誕生
平成15年に実施された薬事法の改正は、医療機器の市販後の安全対策について、
従前にも増して厳格な基準を定める内容となりました。
(株)サンオート(旧サンオート工業(株)から平成元年9月に改称)は
平成17年からの法施行を見据え、(株)白寿生科学研究所とともに、
新しい基準に適合した施設用新機種の共同開発に着手。
平成15年7月、さまざまな改良努力の末、
福祉施設用に新たに開発された機器を「スカイウェル」と命名し、
発売を開始しました。足元に段差のないバリアフリー仕様、
一定時間で自動的に電源が切れるタイマーの内臓、
スイッチひとつの簡単操作などを実現したスカイウェルは、
より利用者の安全と使いやすさに配慮した製品となりました。
記念すべき成約第1号は、栃木県内の地方自治体が運営する「老人福祉センター」で、
8台が納品されました。 その後、古い機種の交換や、
民間福祉施設への導入設置も進み、
令和3年10月現在のヘルストロン・スカイウェル納入先は、
北は北海道、南は沖縄に至るまで、全国の公共福祉・文化施設をはじめ、
民間介護施設、スポーツ施設など合わせて約2,200施設に及びます。
利用者の皆様に、健やかで生きがいを感じる
毎日をお過ごしいただけるように-。
事業開始当初から変わることがない、熱い思いを胸に抱きながら、
私たち(株)サンオートは、これからもひとつでも多くの施設で利用され、
人々の健康維持のお役に立っていけるよう努力を続けてまいります。
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